京都市上京区の近藤明夫税理士事務所の税務に関するコラム『積立NISAの創設』。お役に立てる情報をお送りします。

　NISA（少額投資非課税制度）は2014年1月に創設され、 その後若者や投資初心者の資産形成を支援する目的から2016年1月にジュニアNISAが導入されました。
　今回の積立NISAについては、2018年1月に新たに創設されます。積立投資により生まれた利益を長期にわたり非課税にすることで、 家計の安定的な資産形成を支援し、少額からの積立・分散投資を促進することを目的としています。

※ 積立NISAは、現行のNISAとの併用は認められず、いずれかの選択が必要となりす。
※ 平成30年1月1日以降の投資について適用されます。

　積立NISAは、現行のNISAと比較して１年間に投資できる金額は少なく、運用できる商品は長期投資に向いている投資信託に限定されます。しかし、長い期間（20年間）にわたり非課税投資（最大800万円まで非課税、 現行NISAでは600万円まで非課税）で運用ができるため少額で長期資産形成をしたい場合に向いているといえます。
　いずれにしてもNISAをはじめ、iDeCo（個人型確定拠出年金）など将来の資産形成に活用できる制度ですので有効に活用していただければと思います。