京都市上京区の近藤明夫税理士事務所の税務に関するコラム『厚生年金保険料の改定について』。お役に立てる情報をお送りします。

今年も9月分（10月納付分）より、厚生年金保険料率が改定されています。
忘れずに正しく給与計算できましたか？

ご存知の方も多いと思いますが、厚生年金保険料は毎年9月に引き上げられてきました。
それが今回（H29年9月）で引き上げ終了となります。

今後は、H29年9月〜の18.300%で固定されます。

生活費を考えると、給与から控除される保険料が上がり続けるのは苦しいことです。
また、折半で負担している会社にとっても、社会保険料は死活問題になっています。
保険料を負担する側にとって、これ以上上がらないことは大変ありがたいですが、
現在の日本の経済状況や少子高齢化社会を考えれば、年金を受け取る側として、
自分の老後に年金はちゃんともらえるだろうか？という心配もあると思います。

国は、将来にわたって年金の給付水準が一定以上を保てるかを定期的に検証しています。
年金財政を検証した結果、「再び保険料を引き上げるしかない。」ということにならなければ良いのですが…。