コラム Column

近藤明夫税理士事務所コラム

日々の、仕事を通じて考えたこと、気づいたことを、
このように"コラム"としてまとめています。
読んでいただいた方にも何かのヒントになればと思っています。
長くお付き合いをする上で、自分の考えや思いに多少なりとも
ご賛同いただければ、と願っています。

NISA(少額投資非課税制度)について

2014年から株式投資や投資信託に係る売却益や配当金(分配金)に対する税率が、10.147%から20.315%に引き上げられます。
そこで、非課税口座を利用する金融機関に申し込むことで、2014年から2023年までの10年間、毎年100万円の非課税口座枠の利用が可能になります。

有効に利用することで税負担の軽減を受けられるメリットのある制度だと思われます。
但し、非課税口座での売却損は特定・一般口座の譲渡益との通算ができないことや、株式等を非課税口座から特定・一般口座に移管する場合、移管先口座での取得価格が移管時の時価となるため、後日移管先口座において移管時の時価以上の価格で売却した場合には移管時の時価額との差額が売却益となるため、当初取得価格から下落しているにもかかわらず、結果的に売却益が算出されて課税されてしまうことが有ります。

制度ご利用にあたり金融商品の検討等を十分になされることをお勧めします。

(平成25年10月8日 現在)


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